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2023年8月4日

WebPとAVIFを品質と効率で比較する

WebPとAVIFの比較は、単なる「どちらが軽いか」ではなくエンコーディング特性・ブラウザ互換・運用コストを含めた総合判断になります。ここでは、実務視点で両フォーマットを比較して解説します。

先に結論

安定運用を目指すなら、WebPですし、最高圧縮や先端志向する場合、AVIFです。実務としては、両方のフォーマットを読み込みながら、フォールバックするのが、最適解と言えるでしょう。

圧縮効率の比較

AVIF

WebPより 約20〜50%軽く、特に写真での利用に強く、ノイズやディテール保持が優秀なフォーマットです。

WebP

JPEGより25〜35%程度軽いですが、圧縮率はAVIFには劣ります。画像の軽さを優先するなら、AVIFが最適です。

画質特性の比較

AVIF

高圧縮でも破綻しにくく、バンディング少なくグラデーションに強い。また、HDR/広色域に対応しています。

WebP

ややノイズが出やすく、グラデーションで劣ることあり、写真やビジュアルを重視するのであれば、AVIFが最適です。

エンコード速度の比較

AVIF

非常に遅く、CI/CDやビルド時間に影響します。画像差し替えなどが多い案件の場合、効率が悪くなる傾向にあります。

WebP

とても速くバッチ処理もしやすいフォーマットです。開発効率を優先するのであれば、WebPの圧勝になります。

デコード(表示速度)の比較

AVIF

一般的に重く、特に低スペック端末では表示に時間を要する場合があり、初回描画の表示速度に影響するケースあることも報告されています。

WebP

軽く、安定して高速表示されます。UXや安定性を考慮すると、WebPが有利になります。

ブラウザ対応の比較

WebP

2023時点でも広く、ほぼ100%のブラウザ環境に対応しています。

AVIF

デスクトップの約60%以上が対応していますが、旧OSの影響でモバイルではまだ対応できる環境はわずかです。ブラウザ対応を比較すると、WebPが安全と言えます。

機能の比較

機能WebPAVIF
透過
アニメーション
HDR×
圧縮率

実務での使い分けを考察

基本的にはフォールバックして両方を読み込みます
<picture>
  <source srcset="image.avif" type="image/avif">
  <source srcset="image.webp" type="image/webp">
  <img src="image.jpg" alt="">
</picture>

ケース別に比較

LP / メディアサイト

軽さがSEOに直結することを考慮すると、AVIF優先でフォールバック。

SaaS / 管理画面

安定性や表示速度を重視するとWebPが実装の中心になります。

ECサイト

両方のフォーマットを使いつすのハイブリッド設計が好ましいです。多量にある商品画像は圧縮率を考慮しAVIF、UI画像はWebPにすることで表示速度のバランスを取ります。

ウェブサイト実装にかかわる判断軸

Core Web Vitals

表示速度を上げLCPを改善することからAVIF有利で、CLS / INPに影響するファクターが少なくなります。

CDNとの相性

Cloudflare / Image CDNを利用することで、自動変換でAVIF出し分け可能になります。実際の実装効率が改善します。

デバイス性能を比較

低スペック端末では、AVIFのレンダリングに要する時間が長くなり、逆に不利な場合も考えられます。
ユーザー環境の特徴を踏まえつつ、実装判断しましょう。

まとめ

写真はAVIF + WebPの両方を読み込みつつ、フォールバック。一般画像については、WebPを使用し、アイコン類はSVGを使うのが最適解となります。そして、WebPとAVIFの関係を考えると、次のことが言えます。

  • WebP=安定運用フォーマット
  • AVIF=最適化の最終兵器

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