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ウェブサービスにおけるサブスク(サブスクリプション契約)の弊害
弊社では、サーバーはお客さまご自身で契約してもらい、ウェブサイトの制作は完全買取りで更新のサポートを行うスタイルで営業していますが、最近はサブスクリプション契約でウェブの制作を請け負う制作会社さんも増えています。
ウェブ制作のサブスクリプション契約(定額制作契約)では、契約内容によってはクライアント側が不利になるケースがあります。特に中小企業や店舗では、PCやルーターなどの機器と抱き合わせた「ホームページリース型」と呼ばれる契約トラブルも多いため、契約書で必ず確認すべきチェックポイントを10項目について解説します。
ウェブ制作サブスク契約の危険なチェックポイント(10項目)
1. 契約期間(最低契約期間)
契約期間は、とても最重要です。よくある条件は3年・5年契約、そしてその後は自動更新となる契約です。
問題になるのは、途中契約不可や、残期間の料金を一括で請求するなどの条件です。
そこで、チェックするポイントは
- 最低契約期間は何年か
- 中途解約は可能か
この2点は契約時に必ずチェックしましょう。
2. 中途解約の違約金
契約次第では中途解約の場合、「残り契約期間 × 月額料金」がそのまま請求される場合があります。
例えば、月3万円で5年の契約をして2年で解約した場合、残り3年分の108万円が請求される場合もあります。
そこで、チェックするポイントは
- 違約金の上限
- 解約通知期限(例:3ヶ月前)
この2点も契約時に必ずチェックしましょう。
3. サイトの所有権(著作権)
これも非常に重要です。契約によっては、サイトの著作権は制作会社となっている場合があります。
この場合、サイトを他社へ移管できない、また再利用できない可能性があります。
そこで、チェックするポイントは
- デザイン著作権
- プログラム著作権
- コンテンツ著作権
この3点も契約時に必ずチェックしましょう。

4. 解約後のサイト利用
契約後によくある条件は、解約した時点でサイト停止。または、サイトデータは提供しない契約の場合があります。
この契約だと、ドメイン、コンテンツSEO資産が一切消えてしまします。これまで築いてきた資産が一切なくなります。
そこで、チェックするポイントは
- HTML / CMSデータの引き渡し
- データ移行の可否
この2点も契約時に必ずチェックしましょう
5. ドメインの所有者
面倒だからと、すべて制作会社にお任せしたい思う方もいらっしゃいますが、ドメインの所有権は意外と見落とされがちなポイントです。
ドメイン所有者が制作会社の場合、解約時にドメインが失われる、またSEO評価が消える可能性があります。
そこで、チェックするポイントは
ドメインのRegistrant(登録者)が自社かどうか。
ここも契約時に必ずチェックしましょう
6. サーバー管理権限
多くのサブスクでは、サーバー管理は制作会社になっています。サーバーの管理画面にログインできないとかデータのバックアップができないなど問題があります。
- 管理画面アクセス
- FTPアクセス
- バックアップ
この3点についても契約時に必ずチェックしましょう
7. 更新・修正の範囲
これもサブスクで、多いトラブルです。例えば、「月3回まで更新できます」の契約をして、すべての更新が含まれていると考えていたのに、ページ追加やデザイン変更などは更新に含まれず、追加の費用がかかる場合があります。
- 修正の定義
- ページ追加費用
- 作業時間制限
この3点も契約時に必ずチェックしましょう
8. 制作内容(テンプレートかオリジナルか)
安いサブスクの場合、無料で入手したテンプレートを流用・量産して、原価を抑えている場合があります。これでは、デザインの自由度が低く、他社と同じデザインになってしまうケースがあります。
- オリジナルデザインか
- 無料テンプレート流用か
この2点についても契約時に必ずチェックしましょう
9. SEO・マーケティング対応
営業トークでは「SEO対策付き」と言われることがありますが、実際には「metaタグ設定のみ」「タイトル最適化」など最低限の内部SEOだけというケースもあります。
- SEO作業の内容
- レポート有無
- 改善施策
改善施策やレポートの有無についても契約時に必ずチェックしましょう
10. 総支払額(トータルコスト)
サブスクは、サービスを受けているという側面が強く、総額が見えにくいサービスです。例えば、月4万円で5年契約の場合、総額で240万円になります。これは、一般的な買取りの制作費100万〜150万より、100万円近く高くなります。契約前に契約年数と月単価で総額を必ず試算して契約することが重要です。
月額 × 契約年数
契約終了までにいくら掛かるのかも契約時に必ずチェックしましょう
特に注意するべき契約項目
実際の契約において一番トラブルになるのは、次の項目です。
特に問題になりやすいので、最低限これは確認した上で契約してください。
- 解約できない契約
- サイトデータを渡さない
- ドメイン所有権が制作会社
この契約内容だと、解約するとサイト消滅し、ドメインまで失うことになります。
何年も貯めてきたウェブ資産が一瞬で消滅します。
まとめ
最初にも言いましたが、弊社では、サーバーはお客さまご自身で契約してもらい、ウェブページの制作は完全買取りで更新のサポートを行うスタイルで営業しています。自由にすべての権利も、操作もお客さまに譲渡しています。リリース時には操作マニュアルをご提供していますし、不明点については、お問い合わせにもお答えしています。また、CMS構築の場合はコアファイルやプラグインなどを自動更新する設定にしてリリースしていますので、月々の保守費用をかけずに、常にセキュアな環境を維持できます。
新規やリニューアルなどウェブサイトのお困りごとは、ぜひご相談ください。


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